2013年9月2日月曜日

ロゼストオーダーメイドスーツ Vol.23

英国発祥の生地メーカーを色々とご紹介して参りましたが、本日は英国伝統の「カントリーライフ」に特化し、歴史を刻んできたマーチャント「Porter & Harding」をご紹介致します。

1947年にカントリースポーツを愛した2人の人物、ジョン・ポーターとビル・ハーディングによって設立されたカントリー服地専門マーチャント。
英国原産のチェヴィオット種の羊毛を使用したツイード地が特に有名で、それらは創業当時と同じ製法で現在も織り上げられています。
質実剛健でありながら、英国紳士のカントリーライフを彩るスーツ、ジャケット地として、英国本国は勿論のことそんなカントリーライフに共感を持つ世界中の紳士から愛されています。

そのコレクションはカントリースーツやジャケット、ハンティングジャケットやニッカーボッカーズを想定したへヴィな打ち込みに、まさに伝統的な英国柄と言えるチェックやウインドゥペイン、そしてヘリンボーンやバーズアイ等の柄を組み合わせたカントリークラシックなものと言えます。

しかしながら、これらがクラシック=古臭くみえるか?と言うと答えは「ノー」であり、むしろ少しカジュアルで柔らかなスーツ、ジャケットに仕立てれば、いわゆる「アーバンカントリー」な雰囲気、それも本物だけが持つ匂いを持った一着を楽しむ事が出来ます。

その世界観を代表する生地といっても差し支えないのが「Thorn Proof」です。

ハンティングゲームでの着用を想定したツイード服地で、THORN(枝・棘)PROOF(耐える)の名の通り、服地に棘が刺さってもものともしないタフな服地素材です。

ウェイトは390gと560gの2種類が存在しており、これはハンティングのシーズンによってウェイトを使い分ける事が出来るように配慮されているそうです。このヒストリーだけで男心が揺さぶられます!
特に打ち込みの効いた560gの生地は他ブランドには到底コレクション出来ない本物のカントリーツイードと言えます。


「Solway」

「Porter & Harding」の世界観を、メリノウール使いのスーツ地で日常的に楽しめるように発展させたクオリティが「Solway」です。
直径約18ミクロンのファインメリノウールを使用し、よりライトに織り上げることによって3シーズン着用可能な服地となっています。またスーツはもちろんジャケット単品での着用も可能で、様々な着こなしをお愉しみいただけます。

ポーター&ハーディングが誇るカントリーツイードの世界を、メリノウール使いのスーツ地で表現した名作"グロリアス・トウェルフス"を更に発展させたのが、この"ソルウェイ"。直径約18ミクロンのファインメリノウールを使用し、よりライトに織り上げることにより3シーズンの着用を可能としました。また、"グロリアス・トウェルフス"同様にジャケット単品での着用も可能で、様々な着こなしをお愉しみいただけます。